- それではピッチレスコートで仕上げて行きましょう -
|
 |
 |
 |
仕上げを始める前に参考として見て下さい。
これが私 大原のスポンジ収納ケースです ・・ ケースというよりボール紙の箱ですね (笑)
かれこれ15年以上は使っている収納箱です。
それくらい長く使えますからたいそうなケースなんて必要ないですよ。
では何故このような箱ケースを使っているのかを説明しますね。
それはスポンジが完全に乾燥することなく保管できるからです。
スポンジに染み込んだピッチレスコートが乾くことなく程々の湿り具合で維持できるからですよ。
ボール紙に梱包用の透明テープを貼ってあるのはスポンジのピッチレスコートがボール紙に吸われないようにです。
フタは少し隙間があることで湿気が溜まる事が無いようにする為にです。
完全密閉のケースなんかを使うと湿気でカビが生じる事があるので防止策として隙間を設けています。
これが理由ですので皆さんの収納ケースの参考にして下さい。
ケース箱の中には使い込んだスポンジが数種類あるのが見えますね。
これは仕上げの際に状態や用途に応じて使い分けているからです。
見えている全てのスポンジは最初は同じですが使い込むと質感が変わりますよ。
スポンジの使い分けが解ってくると仕上げが超おもしろくなります。
これも一つの参考としてご記憶下さい。
|
 |
 |
 |
シールドの汚れを落としてクッキリ見通しが効く透明度に仕上げましょう。
仕上げるのはアクリル素材なのでピッチレスコートを使って汚れを取り除くのと同時に
アクリル表面の劣化した欠片をも取り除いて透明度をアップさせる為にです。
窓ガラスコートを使うと劣化したアクリル表面の凹部分に成分が残って埋まるので仕上げに手間が掛かります。
タオル拭きをしても取り難い部分が生じるという事です。
なので、ここは劣化したアクリルの欠片を取り除きやすいピッチレスコートを使う訳です。
斑無く綺麗な状態に仕上げるコツは
「縦 ・ 横 ・ 円 」 を交えたスポンジ塗りをして浮間が出来ないようにすることですよ。
|
 |
 |
 |
仕上げに使うのは使い始めてまだ間が無いスポンジです。
写真で見るピンク色がまだ残っている片面使用のスポンジがベストです。
その理由は、スポンジ表面が柔らかくなってないのでアクリル素材の汚れ除去に適しているからです。
使い込んでスポンジ表面が柔らかくなっている場合は汚れをスルーして滑ってしまいます。
スポンジ面に汚れが引っかからないという事ですよ。
アクリルが汚れた状態でも、くすみを取り除く場合にでもスポンジで軽く撫ぜると除去出来ますが
劣化した欠片を取り除くには擦って取り除く仕上げ方になります。
スポンジ表面が硬い方が欠片を取りやすいということです。
ちなみにピッチレスコートを始めて使用する時に、この様な仕上げを行う場合は
そのままの状態でスポンジを使わずに少しピッチレスコートでスポンジ面を和らげておきます。
新しいスポンジ面はザラザラして突起しているので、そのまま使うと突起角で磨き傷が入る原因にもなりかねません。
ビギナーの人へ念の為の手順です。
スポンジの初使用の時は 「ピッチレスコートを二度または三度くらいスポンジ面に付けて」 から
ヘッドライトやテールランプなどを先にゴシゴシ磨いてスポンジの突起角を和らげておくウォーミングアップをします。
- ピッチレスコートのボトル口にスポンジを押し当て、ボトルを軽く上下に振るのが一付けですよ -
一度が一付けになります。
テールランプなどの汚れ落としを兼ねてのウォーミングアップになるので綺麗になる変化を見れますよ。
これでアクリル仕上げに使えるスポンジになりました。
簡単にできる手順でしょ。
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
6枚の写真で見るように、このような部分の仕上げに役立つのが小さい方のスポンジになります。
広い面積の仕上げには上の写真にあるように大きい方のスポンジを使います。
ピッチレスコートに付属として両方のスポンジが付いていますから使分けをしながら
要所要所の手入れにお役立て下さい。
|